推論と創作、その2.33 命令と集団
- 2018/04/23
- 03:47
この記事は推論と創作、その2.32 迷信を禁じてはいけないの続きです。なお、推論と創作シリーズの一番最初は→推論と創作、その1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ とは言えやはり、芸能と占いは似てる、と示すだけなら、一方的な言語で説明する必要はない。つまり、芸能と占いが似てる事は、一方的な言語というものが存在する事の証明には、なってくれてない。なら他の例もあればとも思うのだけど...
推論と創作、その2.32 迷信を禁じてはいけない
- 2018/04/21
- 04:08
この記事は推論と創作、その2.3 言語の定義を拡張するの続きです。なお、推論と創作シリーズの一番最初は→推論と創作、その1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここまで述べてきた事は;・言語とは相互的に語り合われるものだろうけど、言語の定義を拡張すると、一方的な言語というものを想定できる。・芸能の作品は何かを表現するためのものだ、という通説が本当らしく思われるのは、一方的な言語...
推論と創作、その2.3 言語の定義を拡張する
- 2018/04/20
- 01:48
この記事は推論と創作、その2.2 音声ではない言語の続きです。なお、推論と創作シリーズの一番最初は→推論と創作、その1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・言語の定義を拡張する 先ほど、自然言語を、・主に日常生活のための情報を、文字や音声で伝達するための、記号の体系そして、音声ではない言語の方を、・何のためかは不明の情報を、音声以外の方法で伝達するための、記号の体系であるとした...
推論と創作、その2.2 音声ではない言語
- 2018/04/01
- 03:41
この記事は推論と創作、その2 推論と言語の続きです。「その4」がまだ書きかけなのだけど、いろいろ書き進めてるうちに、この2.2で扱う内容の事を先に説明した方が良いように思われてきて、全体の中のどこに置くかとしたら多分「2」の次なので、だからこの記事は今のところ2.2です。なお、推論と創作シリーズの一番最初は→推論と創作、その1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・音声ではない言語 絵...
推論と創作、その4 言葉にならない推論
- 2018/03/24
- 03:14
この記事は3月10日~19日の期間に3回に分けてうpした「その4,4.2,4.3」を一つにまとめ新規記事として上げ直したもので、推論と創作。その3.3の続きです。なお、推論と創作シリーズの一番最初は→推論と創作、その1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・言葉にならない推論 推論や創作をしてると時々現れる「わたし自身わからない」という謎の作用。それは本当に謎なのか?「わからない」だけじゃなく、...
推論と創作、その3.3
- 2018/03/05
- 02:42
前記事、推論と創作、その3.2の続きです。なお、推論と創作シリーズの一番最初は→推論と創作、その1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ でま、ガウス以降の「予想」でもアブダクションが多用されてるのかもと思うわけです。でもガウス以降、という事は概ね1800年以降の数学に関して、私は何も分からないに等しく、これ以上アヤフヤな知識で作文するのもあれですが、ともかく有名な予想2つを紹介。素...
推論と創作、その3.2
- 2018/02/25
- 03:37
前記事、推論と創作、その3の続きです。なお、推論と創作シリーズの一番最初は→推論と創作、その1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 以上諸々書いた事は、科学と芸能での”真”の違いは個人差の有無である、とは言い切れないが概ねそのような捉え方をした上での云々でしたが、こういう切り分け方は他にも色々ある。例えば;・科学の真は、積み上げられ高まり続ける。・芸能の真は、シジフォスの神話...
推論と創作、その3 ”真”について
- 2018/02/18
- 05:55
前記事、推論と創作、その2の続きです。なお、推論と創作シリーズの一番最初は→推論と創作、その1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・”真”について 正しく考えるには言葉を正しく用いなければならない、という当たり前みたいな事を言うため、ここまで多くの文字を費やしました。読むの面倒かも知れません。結論は「言葉を正しく使うべき」の一言。だったらそれだけ言っとけよ、と思う人もいるかもだ...
推論と創作、その2 推論と言語
- 2018/02/13
- 06:50
前記事、推論と創作、改めてその1の続きです。・・・・・・・・・・・・・・・推論と言語の関係について; 推論した結果を出力するには言語が必要なのは当然として、その前に、出力する予定のものを脳内に準備せねばならず、この時すでに言語は必要であろう。では更にその前はどうなのか?というような事について考えたいのでまず始めに、野生動物も未来の予測や経験の一般化はしてるかも知れない件について考えてみます。・ネコ...
推論と創作、その1
- 2018/02/12
- 05:37
趣味のための入門書や教則本は昔からあるけど近年は、作品を作る事、つまり創作を目標に掲げてるものが増えてきたかも知れない。作曲の方法とかシンセサイザーを作るとか、小説の書き方マンガの描き方CGソフトの使い方その他諸々。 また、何かを作ったり道具の使い方を練習する趣味ではない、もちょっと勉強っぽい入門書、つまり例えば数学や物理の入門書・啓蒙書の類でも、最近は出版点数が多いし、しかもその内容が試験勉強に...
カテゴリー論・命題論の訳語注記云々
- 2017/03/25
- 03:15
『作曲少女』のレビュー記事の続きを書かねばと思ってるのだけど、仰木日向/まつだ ひかり『作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~』今はアリストテレスだ。という事で前記事の続き。新訳『アリストテレス全集・第一巻』の、訳語に関する注記一覧いやなんせこっちも図書館から借りてる本なんで、とっととなにして返さねば。貸出期限の延長を重ね、現在は5週目。正規の手続きをして、そして順番待ちの人が他にい...
新訳『アリストテレス全集・第一巻』の、訳語に関する注記一覧
- 2017/03/22
- 17:27

一カ月ほど前から、『新版 アリストテレス全集 第1巻 カテゴリー論 命題論』というのを読んでおります。2013年から始まったアリストテレス全集の新訳事業、その1冊目ですね。アリストテレス -wikiアリストテレス全集 -wiki私、ギリシャ古典哲学の本を読むのはこれが初めてです。前々から読まなきゃと思ってたけど、やっぱ敷居が高いというか、面倒そうで。ですがこの新訳シリーズは日本語文としてかなり読みやすくなってるらしい...
南雲治嘉『色の新しい捉え方~現場で「使える」色彩論~』
- 2016/11/28
- 08:23

9月にヨハネス・イッテンの本、『色彩論』についての記事を書いたのだけど、ヨハネス・イッテン『色彩論』その時、「色環」って不思議なものだという事について少し書きました。不思議というか、本来は環になるはずないものを環にしてる。これはどういう事か?イッテン式の12色環は、可視光線の範囲=波長約360~830nmには含まれてない「赤紫」。色料を混ぜて作る人工的な色彩である「赤紫」を用いて、色環を構成してる。これはト...
INAX BOOKLET『建築のフィギュア』
- 2015/11/26
- 20:28
11/14の記事、建築模型の作り方の本、5冊に続き、建築模型の本をもう一冊紹介。ただ、前回は建築模型の「作り方」の本だったけど、今回は違います。趣味で作る、あるいは美術作品としての建築模型の本です。トイレで有名なイナックスが運営するギャラリーでの展覧会、『建築のフィギュア』@2004。その出品作品の写真と寄稿文集です。INAX wiki↑のリンク先の「その他」の項にINAXギャラリーの事が書かれてます。「東京・銀座ショー...
建築模型の作り方の本、5冊
- 2015/11/14
- 04:29

シンセサイザーを自作するには、電気の事以外にもいろいろな勉強が必要です。・数学・ソフトウェア・プログラミング・インダストリアル・デザイン等々とか言ってべつに、そういうのが絶対に必要なのじゃありませけど、私のシンセ自作趣味はそもそも「電子工作にもアナログ・シンセにもあまり興味ない」というところからスタートしてるので、むしろ逆に、シンセ作りを口実にして今までやろうやろうと思いつつやらなかった勉強をこの...
岸川靖・編/著『昭和プラモ名鑑』の(補)
- 2015/10/20
- 20:51
昨日うpした記事、岸川靖・編/著『昭和プラモ名鑑』ですが、書き漏らした事や分りにくかったかもな個所、また、再検証が必要だと後から気付いた点などが出てきましたので、ここにメモ書きしておきます。余力があれば、これを元記事に盛り込み直したものを後日うpし直します。まず、プラモデルの歴史について;それを知らない人には、全体にわかりにくい記事だったかも。なので、最初の方にwikiを貼っておくべきでした。『日本プ...
岸川靖・編/著『昭和プラモ名鑑』
- 2015/10/19
- 05:23
図書館の棚をざーっと眺めてたら、↓の本を見つけたので借りてみました。発行日は2009年1月4日。日本製のプラモデルが初めて発売されたのは1958年。その50年後の2008年に、日本プラモ50周年という事で企画された本のようです。ハードカバーA5サイズ。本文は約300ページ。その内の約240ページがカラー印刷の豪華仕様で、お値段は約6千円。カラー・ページの内訳は;・1958~76年に発売された日本製プラモデルの内の約300点の、「箱」...
Open SkillとClosed Skillについて(下書き)
- 2015/04/14
- 21:27
Open SkillとClosed Skillという言葉があります。主にスポーツで使われるのですが、これ、技芸が関わる趣味や芸能その他の全てにも適応可能ではないかと。なので今回はこれをプラモ等の模型作りと音楽とに当てはめ、あれこれ小理屈をひねってみようかと思ってるのだけど今日書くのはざっくり下書き。大まかな話の流れだけ。まずは検索キーワード「オープン・スキル」で検索これ、一応英語みたいなんだけど、英語で検索してもあまり...
もの作りの趣味と音楽の趣味
- 2015/04/14
- 06:08
4/7の記事、模型というものについて一旦まとめの続きです(4/8に書きかけをUPしたのの完成版。前半部分もわりと書き直してあります)。---------------------------------------前の記事では、物の模型趣味と音の模型趣味とを比べると、音の方はとてもレベルが低い、という事を書いたのだけど、そう判断してる私は音の模型が専門の者です。物の模型は小学生の頃にプラモを作ったくらいで、それ以外はほとんど経験がない(工作は、...
模型というものについて一旦まとめ
- 2015/04/07
- 06:03
プラモデルとは直接関係ない話しになってしまいますが;このところ工作とか模型作りのサイトを多数見て回っていて改めて思ったのだけど、模型といっても様々ある。前の記事までに私が取り上げたのはプラモデル、木製建築模型、スチレンボードとかで作る建築模型、帆船模型だったけど、他には、・鉄道模型・ドールハウス・食品サンプル(を趣味で作る人がいるのですなあ)・フィギアとか人形も、広い意味での模型・あとラジコン系も...
プラモを一つ作るとしたらの(続)
- 2015/04/06
- 05:22
3/17の記事、プラモを一つ作るとしたらの続きです。続いてたんかい。----------------------------構造の美しさを持ってる物は、ミニチュアでもその美しさは失われないのではなかろうか?プラモを一つ作るなら、それを確かめたい。その意図に適した題材は船舶。あるいは飛行機であろう、というのが前回までに書いた事でした。なんだけど、船と飛行機の外観に構造の美しさが現れやすいのは、それらが重力に抗うためのものだから。な...
プラモを一つ作るとしたら
- 2015/03/17
- 07:50
昨日の記事、丸井の7Fにプラモ屋の続きです。-------------------------------------------------------「工作にはまった半年間の〆としてプラモデルを一つだけ作るなら、三笠」そう考えた理由は前記事に書いた通りなんだけど、それだけじゃないです。というか「実際に見た事があるのは三笠だけ」というのはむしろ第二の理由で、まず初めに思ったことは;沢山あるプラモ製品を、船、飛行機、車両、その他という大きな括りに分けて...
丸井の7Fにプラモ屋
- 2015/03/16
- 06:02

別の記事にも書いた事ですが、去年の秋頃から私は、工作三昧な日々を過ごしております。工作といっても作業対象は楽器関係ばかり。Squier MUSICMASTER BASSYAMAHA STH-500Rthumb A5 copy↑この3つの改造や修理をして、あと小道具をいくつか作ったりして、そして今年の1月からヤマハのセミアコの塗装をリフィニッシュし始めた。その後更に調子に乗って、エレキをもう2台ほどリフィニッシュする事にしました。セミアコの塗装用に、ク...
生誕130年 竹久夢二展@日本橋高島屋
- 2014/10/06
- 23:32
日本橋高島屋で本日10月6日まで開かれていた「生誕130年 竹久夢二展」というのを見てまいりました。あまりにも良かったので、ここに感想メモを書き残しておきます。生誕130年 竹久夢二展私が見に行ったのは先週の金曜日。もともとは新国立の「オルセー美術館展」を見に行くつもりだったのです。オルセー美術館展日本の絵画と諸外国のそれらとを比べると、私は日本のが圧倒的に優れてるし面白いと思うのです。音楽は、欧米の方が...
プラトンの時代のギリシャ彫刻
- 2014/02/05
- 20:19
べつにプラトンに限定しなくてもいいんだけど、ソクラテス~プラトン~アリストテレスのいた時期、つまり紀元前4~3世紀頃のギリシャ彫刻ってどんなんだったかを知りたくてちょっと調べてみた。プラトンに限定しなくてもいいんだけど、上記3名の中で視覚イメージに関わりが深そうなのはプラトンなんじゃないかな。イデア論、洞窟の比喩、幻影がどーの等。いや、プラトンは「目に見えるもの」に対しては否定的なわけですけど、その...